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#8 異性にモテない2人組ですわ

last update Huling Na-update: 2025-07-07 23:58:01
もう死んだ魔物にぶつくさと文句を言いながら魔物の解体を進めるアビゲイル。弱いとは一応は魔窟の魔物、その魔力を吸収しないのは少々もったいないのだ。故にアビゲイルは弱い弱いと言いつつも魔物を食べるために解体をする。

だが、その際の返り血を気にしていなかったため、唯一我を失っていなかった騎士団長は思わず失言をしてしまう。(アビゲイルは長らく一人で狩りをしていたため解体時の汚れには無頓着だった。)

『おいおい、こいつぁ化け物かよ……』と。

「淑女相手に化け物は不躾ではなくって?」

やれやれ、本当に団長は淑女に向かってなんてことを言うんですの!そんな化け物扱いをされるとさすがのわたくしも傷つき……傷つ……別に傷つきはしませんわね。わたくし相手だから良かったものの一人の紳士として最低ですわ!

今回は6歳児が返り血を浴びながら解体してる様を見て団長は化け物と言ったのである。わたくしだから良かったもののとアビゲイルは言ったがそもそもそんな状況は普通なら起こらないのだ。相手がアビゲイルだったからこそ起きたイレギュラーと言えよう。こんな幼女がそう何人もいてたまるか。

『失礼いたしました、アビゲイルお嬢様。』

「そんなんじゃモテませんわよ。」

『うぐっ…………』

見当違いなことを考えていたアビゲイルだったがここに来てクリーンヒットである。この言葉は年齢イコール恋人いない歴の団長に対してはあまりに鋭い言葉であった。ただただ団長が哀れだ。

『お、お嬢様こそもう少しお淑やかな行動を心がけた方が良いのではないですか?我々のような武闘派ならともかくお嬢様の婚約者候補となるのは貴族です。その大多数はお嬢様の嬉々として魔物を狩って解体する様を見て怖がりますよ?血が苦手な方もいっぱいいらっしゃるでしょうね。』

「うぐっ…………」

恋人がいないのはやり直し前のアビゲイルもであった。自らの研鑽に明け暮れる日々。異性とは男女の中というよりは好敵手、もしくは戦友のような関係であった。

そんな脳筋組以外にも彼女の戦闘を見るまでは好意を持つものは数多くいたのだが、彼女の戦闘を見るとドン引きして好意を持ったもの全てが脱落するのだった。彼女のそしてアビゲイル、どちらかと言うと同性にモテるタイプなのである。

彼女の強さと優しさに惹かれて告白する者も多くおり、戦闘を見
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